パリの音

パリ在住。母ピアノ、姉妹ヴァイオリンを弾いています。

生徒さんDのご相談

今週も終わろうとしています。

この2日間はたくさんの生徒さんとレッスンでした。

少しでも、微力でも、お役に立てることは自分への癒しになってるかも。

生徒さんたちから学ぶことは多くあり、それらは生徒さんたちに、私にも還元され、面白いなと感じます。

 

今日はピアノが弾けない、と泣きそうなDさん。

受験した音楽スクールに落ちたことで自信喪失になったと。

傷ついた心が癒えない、どうしたらいいか?と相談される。

 

「忘れる」

私にも失敗の経験はあるけれど、そのこと思って嫌な思いに浸っていては前進できない。自身の助けにはならないどころか、足を引っ張ってるだけ。

次を見るしか、良い方法はないのではないか?と。

それより、「今」この瞬間の充実に、満足することに集中しましょうと言った。

 

自分の作った曲を弾いている時、悪魔のささやき(自分を否定する声)は激減すると言う、そう言う時間を増やそう!と伝える。

 

自作曲を弾く時の良い感覚で、バッハを弾く。

今まで聞いた彼女の演奏の中で一番良かった。

弾き終わった彼女に「どうだった?」と聞くと。

「久しぶりに会えて(曲と)嬉しかったよ〜という気持ちになった」と涙目で言ってくれた。

 

私が夕飯の準備をしていたら、Dからのメッセージ。

パリから新幹線で2時間の自宅に着いた時の空の写真が一緒でした。

f:id:yuonmusique:20201011050137j:plain