パリの音

パリ在住。母ピアノ、姉妹ヴァイオリンを弾いています。

久しぶりのコンサート

先日観た「日日是好日」は翌日も思い返して、生活音に耳をすませていました。

お水の流れる音、注ぐ音、蓋を閉める音、置く音など。

耳を澄ませ、それらをしっかり聞くと、ずっしりとした重さをその空間に感じる。

あえてゆっくりした動作にも、同じような感覚を覚えます。

 

動作をゆっくりしたり、耳を澄まして音を聞くことで、「今」という空間にしっかり味わって、感じて居ることができる。そして心地よい。

 

昨日は夏休み最後の日曜日で、雨。

大好きなDissnancesのコンサートに行ってきました。

パリから30kmくらい離れた田舎町。

f:id:yuonmusique:20200831050927j:plain

ちょうど雨が止んでいた時の写真です。コンサート会場は農場でした。

f:id:yuonmusique:20200831043917j:plain

ミュージシャンの中にはマスクをつけている人もいました。観客は全員マスクです。

 

とにかく素晴らしいコンサートでした。DissnancesはヴァイオリニストDavid Grimalさんを慕うミュージシャンで結成されたオーケストラ。

ミュージシャン達の殆どがパリの3大オケ(パリ管弦楽団、パリ国立歌劇場(オペラ)管弦楽団、フランス放送フィル)の団員や、ソリストなので、演奏の安定感が半端ありません。そして指揮者がいないのでミュージシャン同士での集中力、息遣い、聴力が最大に発揮され普段のオケでは聞けないような高揚感、膨大なエネルギーを感じます。

弱音の表現は、今までこんな弱音聞いたことない!というくらいの繊細さなので、強音との幅も広がり、表現が広がります。感動の嵐でしたね。

 

会場が寒かったのと、コンサートの後は大雨だったこともあり、今日は体調が優れませんでしたが、夕飯はパパのスープで少し元気が出ました。

f:id:yuonmusique:20200901031144j:plain

クルトンとパラメザンチーズが相性抜群でした。

 

明日は次女が中学2年生の始業。

長女は明後日、中学4年生の始業です。